2009年04月27日
FOVEON X3®センサー
SIGMA DP2 with AML1 クローズアップレンズ装着で最短距離にて撮影・元画像からリサイズ済 撮影データは下記にて
「リクエストがあったので」お勉強を始めます。(笑)
みなさん、デジカメから出力された写真を見て
「なんだかモワ〜っとしてるにゃ〜」
と、感じたことはありませんか?
以前、友人から ”昔の(フィルム時代の)カメラのほうがシャキーっとしてたような気がする……”
と指摘されたことがあって、デジカメについていろいろ調べたことがありました。
一般的なデジカメのほとんどが採用しているのが 「ベイヤー方式」 のセンサーだということは一昨日のブログに書きました。
具体的にどういう方式かというと、簡単にいうと漢字の 『田の字』 のような形にセンサーが配列されていて
4個のセンサーが1セットとなり、1グループを形成して、光の中にあるRGB(赤緑青)をセンサー一個につき一色づつ担当しながら
採取するという働きになっているのだそうです。
??? 4つのセンサーで3色を??
と、いう疑問があろうかと思いますが、コンピュータは電気の+−を使ったプログラムですので
2の倍数でしかセンサーの配列を作れないんだそうです。
ですから、結局4つのセンサーで、RGGB(赤緑緑青)をセンサー一個につき、一色づつ感知させているのだそうです
だから? だからなに??
とか、言わないでね〜
で、まあそういう機構になってるもんで、どうしても自分とこの担当している色以外は感知できないもんですから
『オイラの担当は R(赤)だけど、周りの人たち(センサーたち)の反応をみたら、どうも緑っぽいのかも……』
とか、いうように、各センサーが自分の担当する色以外も周りの状況をみながら『予想』するんだそうです(勝手に)
で、普段はそれでだいたい問題ないんですけど、顔と背景の「さかい目」みたいな微妙なところでは
上手く判断することができなくて、勝手な色をメチャクチャに出してくることがあるのだそうで
これを、『偽色(ぎしょく)』って言うらしいんですけど、
コイツが出るとまともな写真にならないもんで、『ローパスフィルター』っていう、まあ…乱暴な言い方をすれば
スーパーの半透明なビニール袋のようなモノをセンサーの前に一枚入れて、
わざわざ『ぼかし』たような画像にした上で、もう一回センサーたちに色を『判断』させているのだそうです。
で、偽色のためには必要不可欠のローパスフィルターですが、冒頭にもありますように
「なんだかモワ〜っとした画像だなぁ〜」
の、真犯人はこのローパスフィルターなんだそうですよ、困ったちゃんです。
そこで、我がFOVEON X3®フォベオンセンサーちゃんのお話ですが、一昨日のブログにも書きましたように
昔のフィルムみたいに、一枚のセンサーの中を光の三原色である赤・緑・青(R/G/B)が順々に通過していって
一個のセンサーでそれぞれに、はっきりとした色を「しっかりと」捉えることができるのだそうでして
したがって、このローパスフィルターを『必要としない』優秀なセンサーなんだそうです
ということで、目の覚めるようなシャキシャキの映像を叩き出してくれるのでした〜。(わーい、説明が終わった==)パチパチパチ。
言葉だけで説明するのは、とっても難しいっすねぇ〜(笑)
で、 後は写真でフォローしやす。
一番上にある写真の中央部分を切り取って、ほぼピクセル等倍にしてみました。ファイルが大きいのでご注意を。
撮影データは ISO400, シャッタースピード(SS)1/400,絞り(f)3.2
シャキシャキな感じ、伝わりますかねぇ……。
こちらは、本日取材に行った時に撮った霧島神宮の写真です。リサイズ済※クリックで拡大します。
データーは ISO400,SS1/1250,f3.2
写真の中から中央下部をピクセル等倍で切り抜き。※画像クリックで等倍になります
ほぼ開放に近い絞りでここまでシャープに解像しています。 スゴイ!
画面左上の杉の部分をピクセル等倍で切り抜き。※画像クリックで等倍になります
普通のデジカメですと、偽色のため、杉の葉の境目辺りに紫のような、赤のような変な色が出てくるのですが
フォベオンセンサーには出ていません。 スッゲー
画面右下の部分をピクセル等倍で切り抜き。※画像クリックで等倍になります
全国のみなさんも気になっていると思いましたので特別に、暗部のノイズのレベルも出してみました。
ボクの私見ですが、ノイズというより一昔前のフィルムのような『粒状性』のようになっていて個人的にはとても良い感じです。
オタッキーな方々に言わせれば 「あ〜やっぱりな〜、出るか〜ノイズ……」 的な議論のネタになるのかも知れないけど
ボクはこのノイズ、好きです!
TRY-Xみたいな粒状性でとっても好みです。 ガシガシISO400で撮っちゃいます。
以上、第二回、DP2インプレッションでした。
DP2インプ。まだまだ続くからね〜(爆)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇このたびホームページの改装に伴いブログを新規サイトに移動しました。そのため当ブログは休止いたしました。新しいサイトでこれまで通りに活動しておりますので、みなさまには大変お手数ですが下記ページよりアクセスしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
<PHOTO STUDIO POPPO公式ホームページ>
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「リクエストがあったので」お勉強を始めます。(笑)
みなさん、デジカメから出力された写真を見て
「なんだかモワ〜っとしてるにゃ〜」
と、感じたことはありませんか?
以前、友人から ”昔の(フィルム時代の)カメラのほうがシャキーっとしてたような気がする……”
と指摘されたことがあって、デジカメについていろいろ調べたことがありました。
一般的なデジカメのほとんどが採用しているのが 「ベイヤー方式」 のセンサーだということは一昨日のブログに書きました。
具体的にどういう方式かというと、簡単にいうと漢字の 『田の字』 のような形にセンサーが配列されていて
4個のセンサーが1セットとなり、1グループを形成して、光の中にあるRGB(赤緑青)をセンサー一個につき一色づつ担当しながら
採取するという働きになっているのだそうです。
??? 4つのセンサーで3色を??
と、いう疑問があろうかと思いますが、コンピュータは電気の+−を使ったプログラムですので
2の倍数でしかセンサーの配列を作れないんだそうです。
ですから、結局4つのセンサーで、RGGB(赤緑緑青)をセンサー一個につき、一色づつ感知させているのだそうです
だから? だからなに??
とか、言わないでね〜
で、まあそういう機構になってるもんで、どうしても自分とこの担当している色以外は感知できないもんですから
『オイラの担当は R(赤)だけど、周りの人たち(センサーたち)の反応をみたら、どうも緑っぽいのかも……』
とか、いうように、各センサーが自分の担当する色以外も周りの状況をみながら『予想』するんだそうです(勝手に)
で、普段はそれでだいたい問題ないんですけど、顔と背景の「さかい目」みたいな微妙なところでは
上手く判断することができなくて、勝手な色をメチャクチャに出してくることがあるのだそうで
これを、『偽色(ぎしょく)』って言うらしいんですけど、
コイツが出るとまともな写真にならないもんで、『ローパスフィルター』っていう、まあ…乱暴な言い方をすれば
スーパーの半透明なビニール袋のようなモノをセンサーの前に一枚入れて、
わざわざ『ぼかし』たような画像にした上で、もう一回センサーたちに色を『判断』させているのだそうです。
で、偽色のためには必要不可欠のローパスフィルターですが、冒頭にもありますように
「なんだかモワ〜っとした画像だなぁ〜」
の、真犯人はこのローパスフィルターなんだそうですよ、困ったちゃんです。
そこで、我がFOVEON X3®フォベオンセンサーちゃんのお話ですが、一昨日のブログにも書きましたように
昔のフィルムみたいに、一枚のセンサーの中を光の三原色である赤・緑・青(R/G/B)が順々に通過していって
一個のセンサーでそれぞれに、はっきりとした色を「しっかりと」捉えることができるのだそうでして
したがって、このローパスフィルターを『必要としない』優秀なセンサーなんだそうです
ということで、目の覚めるようなシャキシャキの映像を叩き出してくれるのでした〜。(わーい、説明が終わった==)パチパチパチ。
言葉だけで説明するのは、とっても難しいっすねぇ〜(笑)
で、 後は写真でフォローしやす。
一番上にある写真の中央部分を切り取って、ほぼピクセル等倍にしてみました。ファイルが大きいのでご注意を。
撮影データは ISO400, シャッタースピード(SS)1/400,絞り(f)3.2
シャキシャキな感じ、伝わりますかねぇ……。
こちらは、本日取材に行った時に撮った霧島神宮の写真です。リサイズ済※クリックで拡大します。
データーは ISO400,SS1/1250,f3.2
写真の中から中央下部をピクセル等倍で切り抜き。※画像クリックで等倍になります
ほぼ開放に近い絞りでここまでシャープに解像しています。 スゴイ!
画面左上の杉の部分をピクセル等倍で切り抜き。※画像クリックで等倍になります
普通のデジカメですと、偽色のため、杉の葉の境目辺りに紫のような、赤のような変な色が出てくるのですが
フォベオンセンサーには出ていません。 スッゲー
画面右下の部分をピクセル等倍で切り抜き。※画像クリックで等倍になります
全国のみなさんも気になっていると思いましたので特別に、暗部のノイズのレベルも出してみました。
ボクの私見ですが、ノイズというより一昔前のフィルムのような『粒状性』のようになっていて個人的にはとても良い感じです。
オタッキーな方々に言わせれば 「あ〜やっぱりな〜、出るか〜ノイズ……」 的な議論のネタになるのかも知れないけど
ボクはこのノイズ、好きです!
TRY-Xみたいな粒状性でとっても好みです。 ガシガシISO400で撮っちゃいます。
以上、第二回、DP2インプレッションでした。
DP2インプ。まだまだ続くからね〜(爆)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇このたびホームページの改装に伴いブログを新規サイトに移動しました。そのため当ブログは休止いたしました。新しいサイトでこれまで通りに活動しておりますので、みなさまには大変お手数ですが下記ページよりアクセスしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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Posted by PHOTO STUDIO POPPO at 00:16
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